壽光山 圓徳寺 |
(中央部) |
直方市古町2-7 |
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JR直方駅の表通りを福智山に向かって200m程行くと、右側に圓徳寺があります。
圓徳寺は、1624年に植木村より移転し、現在の栗山一思住職で22代目になります。
直方の町は黒田藩主、長政公の四男隆政公によって始まり、圓徳寺も黒田藩や地域の人達とも昔から結び付きが有り、圓徳寺が出来て三年後には、古町(世帯数110軒)も出来たそうです。
1951年(昭和26年)には直方都市計画の為に、本堂をはじめ諸堂宇を南東側に、50m~70m程移動して現在の位置になりました。
街なかの寺、圓徳寺は買い物に来られた人々が一寸立ち寄りお参りされたり、山門の内側でそっと涙を流しながら、悩みを打ち明けて行かれる人もあり、街の人々の心の拠り所になっています。圓徳寺では、毎月法話会や仏教賛歌の会も開催されて、どなたでも気安く参加でき、地域との繋がりを非常に大切にされているようです。
私達が生きて行く中、つらく、苦しい悩みも沢山あります。しかし、気楽に行ける寺がここに有ることは、私にとっても有難く幸せを感じずには居られません。 |
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訪問者 田中 恒明(明福寺) |
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※鞍手組門推だより『さんが』「お寺を訪ねて」より |
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