覚音山 西徳寺 
(中央部)
直方市山部540
 
 JR直方駅西口を出て南方へ200メートル、右方向の高台に、西徳寺の山門が見えます。
境内に入ると福知山連峰も眺められ、木陰には、作家林芙美子の滞在記念碑もあります。
 西徳寺は関ヶ原の戦いの後、小早川秀秋氏の家臣が、主人の菩提を弔うために結んだ草庵が始まりで、現在の篠田尊徳住職は16代目になられます。当時からのご本尊、阿弥陀如来像は聖徳太子の御作で、一木三体像の内の一体と伝えられているそうです。
 寺の法要や行事は、年6回発行の『西徳寺だより』でお知らせしているとのことで、読ませていただくと、平成20年は初めての「合同初参式」と「子ども夏祭り」を開催されて、たくさんの子供たちと、とても楽しく賑やかな時間を阿弥陀様の前で過ごされた様子が伺えました。
 これからは、この子どもたちの若い芽に花が咲き、お念仏の輪が広がっていくことを願っておられました。ご門徒の皆さんの協力のお陰で、行事が出来たことに感謝される心温まる話を聞かせて頂き、私達もあやかりたいと思いました。
 
訪問者 亀塚 満(円照寺)
 
※鞍手組門推だより『さんが』「お寺を訪ねて」より