光寿山 願照寺 
(北部)
直方市植木2298
 
 県道直方芦屋線を芦屋方面へ向かい、植木の新幹線下の信号を左折して中山へ抜ける道の途中に願照寺があります。周囲を森に囲まれ本堂の裏手には広い駐車場もありました。
 昔、植木駅の近くに庵としてはじまり、1750年に現在地に寺として建立され、その後平成5年に新築され今に至っています。現在の柴田政治住職で13代目になられます。
 本堂は間口11間・奥行き10間と広々としていました。1998年3月に鞍手組蓮如上人500回遠忌法要の会所として多数参詣されたときの事が思い出されました。
 門徒が広範囲(植木、鞍手、嘉飯山、遠賀等)の事もあり21名の衆徒(得度された門徒)が願照寺の門徒の教化活動に励まれているそうです。
 願照寺では年二回の永代経法要が勤められ、また、親鸞様の降誕会は仏婦が中心となって賑やかにお祝いをされている様です。今日の地区の形態の変化に伴っての対応の遅れや、寺院としての危機感に苦慮されておられる事等気さくにお話頂き、今回の訪問でのご縁の深まりに感謝いっぱいです。
 
訪問者 伊藤 紀代子(西徳寺)
 
※鞍手組門推だより『さんが』「お寺を訪ねて」より