松尾山 法蓮寺 
(西部)
宮若市沼口1093-1
 
 九州高速道の若宮インターを出てすぐ、時計の針で2時方向に納骨堂の赤屋根と本堂の大きな屋根が見える所が沼口の法蓮寺です。
 古い鐘楼門をくぐって入ると、平成21年に完成したばかりの新しい本堂でした。「法蓮寺由来」によると開基は裏粕屋郡立花の城主立花左近の家老塩田善左衛門が落城の折、当郷黒丸松尾に移り住み、後に、その父を弔うため京都で得度し法名釈道願を給わりし次男が、本願寺で松尾山法蓮寺の寺号を頂いて帰り宮永村に光徳院として庵を建立、寛永3年、二代の住持明願が現在の沼口に寺を移し、現在の立花克己住職は12代目になります。
 法蓮寺では何方でも参加できる写経の勉強会と、2ヶ月に1回連研修了者の法話会を開かれています。また、新年度に向けて30代~40代の方々に社会で役立つ様な「仏事作法講座」を開催する準備が進められていました。これから新しい聞法道場で「開かれたお寺」を目指す住職の姿勢と、教化組織がしっかりしているなと感じるお寺でした。
 
訪問者 吉武 仁人(善勝寺)
 
※鞍手組門推だより『さんが』「お寺を訪ねて」より