無量壽山 明樂寺
(西部)
小竹町勝野3277
 
 JR小竹駅から南へ歩いて10分、勝野の集落中心部高台に明樂寺が在ります。
 二百数十年前に建てられ護ってきた念仏の道場を、2年前に再建、新築されたばかりの「妻入り屋根」の本堂が光り輝いていました。さっそく向拝から入り、靴を脱ぐ場所はすでに屋内で、次に入るともう一つ仕切られて、多目的に有効活用される空間があり、障子を開けると本堂外陣と一つになり、さらに内陣との間には「矢来やらいの間」が設けてあり、珍しい造りになっています。いかにも阿弥陀様を大切に荘厳する気持ちが伝わる本堂です。
 この度の再建事業で、ご門徒さんとも尚一層の繋がりと交流が深まったと話されました。
今迄もお寺の活動は活発でしたが特に婦人部の皆さんは、古くから婦人部独自で法要を開催されるほどです。男子部、壮年部も60歳代を中心に活発になり、其々の集まりの度にご住職さんはご法話をされてあるそうです。
 建て替えできた慶びと、それを継続したい思いがいっぱい詰まった明樂寺でした。
 
訪問者 倉田 公利(教善寺)
 
※鞍手組門推だより『さんが』「お寺を訪ねて」より